肩こりの原因
一体なぜ肩こりというものが起きるのでしょうか?
その原因を知らない限りは、肩こりは改善できないので、しっかりと理解しておきましう。
まず、肩こりとは肩周辺の筋肉が緊張・疲労することで起きる血行不良の状態をいいます。
このことで筋肉が酸欠状態になり、肩に ハリ・違和感・痛みなどを感じさせるのです。
これが肩こりのメカニズムです。
この肩こりを引き起こす原因は、大きく分けて3つあります。
生活習慣
肩こりの多くは、生活習慣によって引き起こされています。
「偏った食事」「睡眠不足「運動不足」といった生活をしていると、血液の循環が悪くなり、肩こりに発展します。
また、デスクワークをしている人は、目や肩に常に負担がかかっている状態なので、
血行が悪くなりやすく、肩こりになる可能性が高いです。
そして、症状が軽い肩こりであれば、生活習慣を改善するだけで治るケースが多いです。
ストレス
ストレスを感じると自律神経が乱れてしまいます。
自律神経とは、身体機能のバランスを保つために必要な神経のことです。
その自律神経が乱れてしまうと血行障害を起こし、肩こりを発症させてしまいます。
病気
稀に病気が原因で、肩こりに悩まされている人がいます。
肩の損傷や内臓系・心臓系・呼吸器系・精神系などの病気によって、
肩こりが引き起こされている場合もあります。
いつまで経っても肩こりが治らないという人や、激しい痺れ・目まい・頭痛・嘔吐といった症状が
ある人は、ただの肩こりだと軽視せずに医師に相談されてください。
もみ返しの予防と改善
このもみ返しという症状は、一般的に時間が経てば改善してきます。
しかし、なかなか治まらない場合は、湿布などを使用して冷やすようにしてください。
もし、自分でマッサージをする場合は、あまり強く押し過ぎないように意識してください。
「気持ち良い=効果がある」という訳では無いので、マッサージはほどほどにしておきましょう。
また、マッサージによる肩こりの改善は、一時期的なものです。
数日の間は肩こりが良くなっても、また肩こりが再発する可能性が高いです。
そのため、あまり肩がこったからといって、マッサージに頼るのも良くありません。
長期的に見るとウォーキングやジョギングなどの軽い運動やストレッチによって、血流の流れを良くした方が、良いと思われます。
マッサージを受けるときの注意点
次のような場合は、マッサージをやめるか、受ける前に施術者に相談しましょう。
- 食後すぐのとき、空腹のとき
- 飲酒後
- 低血圧の人
- 妊娠している人
- 熱のあるとき
- 肌に傷やはれ物などがあるとき
- 高血圧や心臓病などの持病を持っている人